会議:令和3年2月 定例会 / 役職:議員(公明党さいたま市議会議員団) / 出典:https://ssp.kaigiroku.net/tenant/saitama/SpMinuteView.html?council_id=859&schedule_id=9&minute_id=25&is_search=true
※質疑応答ではなく、会派を代表しての賛成討論(令和3年度一般会計予算に対する委員長報告への賛成討論)です。
令和3年3月18日 定例会(関ひろみ議員 討論)
◆関ひろみ議員 公明党の関ひろみでございます。会派を代表いたしまして、議案第19号「令和3年度さいたま市一般会計予算」の委員長報告に賛成の立場で討論いたします。
令和3年度一般会計予算は、誕生20周年という佳節を迎えるさいたま市が、新型コロナウイルスという難局を乗り越え、新しい時代を力強くつくり上げる予算として、前年度比8.7%増の6,118億円という過去最高の予算額となりました。歳入は、新型コロナウイルスの影響により市税の減収が見込まれますが、国庫や県からの支出金により補うことができております。歳出は、社会保障関係経費である扶助費のほか、普通建設事業費、中小企業融資、新型コロナウイルスワクチン接種事業などによる増加が見られます。これらは、新型コロナウイルスの影響を受けた市民、中小企業を支え、新しい時代を市民とともに力強く前進するための予算として、一定の評価をいたします。
以下、所管ごとの質疑を踏まえて、何点か意見を申し上げます。
まず、総合政策委員会関連では、コロナ禍で明らかになった行政のデジタル化の遅れを取り戻すべく、窓口手続のオンライン化が拡充され、さいたまシティスタットの推進など、デジタルトランスフォーメーション関連に予算が配分されており、新時代を開く予算として評価いたします。デジタル化施策の推進に当たっては、何のためのDXなのか、誰のためのDXなのかを忘れることなく、民間の知恵も活用し、デジタル人材の育成を行いながら、効率的、効果的に導入すべきであると一言申し添えます。また、デジタル化の恩恵が全ての市民に及ぶよう、高齢者や障害者などに配慮したユニバーサルなデザインを目指して推進していただきたいと思います。
防災・減災の取組につきましては、我が会派でも提案してまいりました防災アプリが、新規事業として導入されることを評価します。市民へタイムリーに防災情報が届けられ、大規模災害から市民の命を守るツールとして活用されるような推進を期待しています。
次に、文教委員会関連では、まずスポーツ文化局の事業の中で、ストリートピアノが実証されることを評価します。コロナ禍にあって、経済的、物質的な支援も必要ですが、文化の力は市民の精神的な支えとして、レジリエンスの強化に寄与するものであり、今こそ必要な事業であると評価いたします。市民が日常生活の中で文化、芸術を感じられるようになるまで、市民による芸術活動の継続的な支援を行うことを期待しています。
教育委員会では、いよいよ始まるGIGAスクールについては、さいたま市の目指す教育の姿と、それに1人1台配付される端末がどのように寄与するのか、端末配付の目的を明確にすることで、保護者も、生徒も、また現場の教職員も、ビジョンを共有する取組が重要と考えます。「未来を拓くさいたま教育」の実現に向けた取組に期待します。
続いて、市民生活委員会関連につきまして、区役所窓口の環境改善は会派として提案してきましたお悔やみコーナーの設置に向けた実証実験や、申請書類の複写サービスなど、一定の改善が進むものと評価いたします。本市では、先進的に取り組んできたパッケージ工房の経験がバックグラウンドとしてありますので、そうした過去の経験を生かすことができれば、市民に寄り添った窓口サービスとして、お悔やみコーナーを本格導入できると思います。また、申請書類の複写サービスは、DX、脱判こが時代の流れですから、新時代にふさわしいサービスへと進化させ、利用者目線で利便性向上が図られるような推進を期待しています。
保健福祉委員会関連におきましては、今年度から始まった福祉丸ごと相談センターが4区に拡充されます。様々な悩みを抱えた市民が行政からどのような支援が受けられ、そのためにどの窓口に行ったらいいか分からない、そうした課題を解決する市民に寄り添う窓口が設置され、拡充されたことを評価いたします。しかしながら、まだまだ認知度不足であり、市民に広く周知するとともに、相談支援包括化推進員が区役所内を回って積極的な声かけを行っていただく等、より一層市民に寄り添った相談窓口となるよう期待しています。
また、保育コンシェルジュのAI自動応答サービスについては、共働きで忙しくて相談に行ったり、電話をしたりする暇もない、またスマホに慣れた子育て世代のお母さんにとってはありがたいサービスであると評価いたします。AIも種類や使い方によって利便性が大きく変わっていきます。また、使用頻度が上がるほど賢くなっていくのもAIの大きな特徴です。対応できる質問の数も増やしていきながら、より多くの市民に使っていただけるようなAIシステムの構築に期待いたします。
次に、まちづくり委員会関連におきましては、コロナ禍の中、様々なまちづくり事業が遅延しております。活気のあるまちを取り戻すためにも、新しい時代に対応したまちづくり事業を推進していっていただきたいと思います。
シェア型マルチモビリティーの実証実験については、さいたま市版MaaSの実現を目指す事業であり、本市の移動に関する課題解決に向け、重要度の高い事業として評価いたします。
以上、令和3年度一般会計予算について、何点か御指摘させていただきました。私たちも、新型コロナウイルス感染症により影響を受けた市民、市内事業者を支援し、緊急事態宣言で失われた町なかの活気を取り戻し、本年二十歳になるさいたま市が新しい時代を迎えて、魅力ある都市に成長できるように尽力していく決意です。
本年、東日本大震災から10年目を迎えました。私たちは、あの日から被災地域の復興を願わない日はありません。そして、この10年間ハード、ソフト両面にわたって、防災・減災対策に全力で取り組んでまいりました。現在のコロナ禍という難局を乗り越えていくため、社会のセーフティーネットを整備し、次に飛躍できるジャンプ台を用意し、新しい時代に向かって市民、事業者の皆様が飛躍できるよう、確実に施策を実行していかなければなりません。令和3年度予算の各種施策を実行することで、困難に負けない力強いレジリエントシティーさいたま市が実現できることに期待し、私の賛成討論といたします。(拍手起こる)

